春の味覚 ふきのとう
近隣の美味しい美味しいお蕎麦屋さんで夫さんと蕎麦とふきのとうの天婦羅を楽しみました。
蕗の薹とも書く、ふきのとうはキク科の多年草。日本原産の山菜で全国の山野に自生。フキの花のことをふきのとうという。この花が咲いた後に地下茎から延びる葉がフキとなる。
天ぷら粉で揚げて懐紙を敷いて抹茶入りの塩を添えると素敵な春の一品。
新婚時代住んでいた北海道では雪解けの頃に近隣の森へ車で出かけて行き、ふきのとうを山ほど取ってきて、ふきのとう味噌を作った。当時は何も知らなくて、(今でもかな)先輩お母さんたちに何でも教えてもらったな。
ふきのとう味噌の作り方を書いてみようかな。
材料 ふきのとう 味噌 砂糖 みりん
ふきのとうは外側を一枚はがして根元や葉先の黒くなっているところを取り除く。
水に放つ。
大きめの鍋で茹でてざるに上げ、水にさらす。
水気を絞りみじん切りにする。
鍋に油を熱し、砂糖、みりん、味噌で味付けしながら、水分が飛ぶまでじっくり炒めて出来上がり。
ご飯にのせてのせて食べるとワシワシ食べれます。
春の山菜は大地の生命力をたっぷりふくんでいる。自然の恵み。
タラの芽、ウド、ワラビ、ゼンマイ、つくしなども、どれもが春の苦味を持っている。
春は苦味を味わう季節
苦味によって冬の間眠っていた身体を目覚めさせる
春の苦みといえば、26年前の春に産後鬱をした私。なかなか良くならなくて、寛解まで6年かかってしまった。夫さんや生まれたばかりの赤ちゃんや家族にも本当に迷惑をかけてしまった。あの苦しみをもう味わいたくないから、春はことのほかゆっくりゆったりを心掛ける。
子ども達の進学進級や夫の転勤の季節、忙しかったり、心がワサワサざわざわする季節。
こころがけてゆっくりゆったりしても、せわしなくなる。自分を甘やかせなくては!
子ども達が小さな時はゆっくりと近所を散歩したり、一緒に自転車に乗って自然のある風景を見にいったり、工作、お絵かきしたり自分が好きな事を一緒に楽しんで過ごした。家が散らかっても気にしないようにして家事の手を抜いてひといきつく。
今はコーヒーをゆっくり飲んだり好きな本を読んだり猫とゴロゴロしたりしている。
今年の春もいつもにも増してゆっくり過ごしている